天然繊維を染めて構成した「布のステンドグラス」と呼ばれるタペストリー、スクリーンを始め、麻や和紙、竹を使ったあかりオブジェ、「布あかり」、「紙季あかり」「竹の銀河」の制作で、その独自性を打ち出している染色造形作家。 近年では札幌のホテルニューオータニでの
500 m2 を超える大壁画、札幌後楽園ホテルにおける全長 360 m の布のオブジェ「滝」、東京八王子の京王プラザホテルの布のオブジェなどの建築空間での共同作業、加えて本の装丁、キャンドルオブジェの制作など、幅広く活躍している。
さらに熟練の域に達した飯綱流手打ちそばと作品を組み合わせての食卓演出も手がけ、新聞・雑誌・テレビに登場している。
その制作の姿勢には、壮大な自然の織りなす美と出会ったときの感動を、形にしたいとの思いが常にこめられている。 |
▼経歴 |
1941年 |
静岡に生まれ、松本で育つ。 |
1961年 |
武蔵野美術大学デザイン科に入学。 |
1964年 |
大学を中退、独自の勉強を始める。 |
1965年 |
シルクスクリーン等、現代的染色技術を学んだ後、和染(伝統的日本の染色技法)を習得し、八王子市に三代沢染色デザイン研究所を設立する。 |
1971年 |
以後、ホテル、病院、レストラン等、建築の分野にも参加。 全国各地で多くの個展を開催。その会場で行われる染布をまとったモダンダンスと、笙・ギター・パーカッション等の共演を企画し、共に成功を収める。 |
1997年 |
1997年度中学校美術の教科書に「水の流れ」が掲載される。 |
主な
個展 |
松屋遊びのギャラリー(東京)
大和画廊(金沢) 伊勢丹画廊(東京)
高島屋画廊(東京)
井上催事場(東京)
高島屋画廊(岡山)
天満屋画廊(広島)
伊勢丹アートホール(静岡)
天満屋画廊(福山)
松屋アートギャラリー(東京)
遠鉄アートホール(浜松)
西武スタジオ5(東京)
インフォミューズ(東京)
TSKホール(松江)
すみだリバーサイドホールギャラリー
(東京)
ピガ原宿画廊(東京)
玉川高島屋アルテスパッツィオ(東京)
そごう画廊(東京)
さくらアートミュージアム(大阪) |
建築の中での仕事 |
札幌後楽園ホテル
ホテルニューオータニ札幌
京王プラザホテル 八王子
フレックスホテル 松阪
浅田屋 金沢
末廣鮨 清水
横浜高島屋 レストランローズ
割烹堂島 大阪
長富宮ホテル 北京
諏訪ゴルフ倶楽部 |